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佐々木 祐二; 須郷 由美; 館盛 勝一
Proceedings of International Conference on Scientific Research on the Back-end of the Fuel Cycle for the 21st Century (ATALANTE 2000) (Internet), 6 Pages, 2000/10
当研究室で三座配位可能な中性抽出剤であるジグリコールアミド化合物を合成し、アクチノイドとランタノイド元素抽出を試みた。得られたN,N,N',N'-テトラオクチル-3-オキペンタンジアミド(TOOPDA)とN,N,N',N'-テトラデシル-3-オキペンタンジアミド(TDOPDA)はn-ドデカン中に十分溶解した。ジグリコールアミドによる硝酸溶液からアクチノイドの抽出において、+3,+4価のアクチノイドイオンが極めて高い分配比を示した。高レベル廃液を模擬するのに、0.1Nd(III)-Am(III)-3HNOを用いたが、1TOOPDA-n-ドデカン溶媒を用いて溶液中の金属イオンを概ね有機相に抽出できた。その他の元素についてもTOOPDAにより高い分配比を示すものがあり、これらの結果に基づき、高レベル廃液の郡分離プロセスが検討された。
鈴木 康文; 前多 厚; 杉川 進; 竹下 功
Proceedings of International Conference on Scientific Research on the Back-end of the Fuel Cycle for the 21st Century (ATALANTE 2000) (Internet), 8 Pages, 2000/10
NUCEFで発生する放射性廃棄物の管理について紹介する。NUCEFでは、STACY,TRACY,セル等を用いた研究活動からさまざまな廃棄物が発生する。特に、プルトニウム硝酸溶液を用いたSTACYでの臨界実験準備で生ずるアメリシウム廃棄物の管理が課題のひとつである。これらの廃棄物の処理及び管理等について概説する。また、廃棄物の安定化、減容等を目的としてNUCEFで実施されているタンニンゲルを用いたアメリシウム廃液処理、銀電解酸化法を応用した有機廃液の無機化等にかかわる技術開発の現状を報告する。
朝倉 俊英; 宝徳 忍; 飯塚 勝*; 藤崎 進; 後藤 実; 峯尾 英章; 内山 軍蔵
Proceedings of International Conference on Scientific Research on the Back-end of the Fuel Cycle for the 21st Century (ATALANTE 2000) (Internet), 6 Pages, 2000/10
燃焼度29GWd-tの使用済燃料を用いて、NUCEF施設を用いて再処理試験を実施した。ランタノイド,アクチノイド,Csなどはウランと同様の挙動を示した溶解試験で、Moはこれらと異なる挙動を示した。溶解・ヨウ素追出試験で揮発したヨウ素は、吸着捕集系で捕集された。従来型PUREXフローシートによる抽出試験において、Np,Tcなどの長寿命マイナー成分の挙動を示すデータを取得した。
宮原 幸子; 船坂 英之; 榎田 洋一*; 山本 一良*
ATALANTE2000, 0 Pages, 2000/00
超臨界二酸化炭素にTBP-硝酸錯体をエントレーナとして添加した流体により、使用済燃料から直接U,Puの回収を行う超臨界直接法の開発を行っている。臨界直接抽出法の再処理工程への適用性を評価するため、Uと模擬FPを用いた超臨界試験及びMOX燃料の溶解・抽出試験を実施し、超臨界直接抽出法のU酸化物への適応性評価及び技術的課題の摘出を試みた。U及びSr,Zr,Mo,Ru,Pd,Ce,Ndの酸化物を用いた超臨界試験では、Uのみが選択的に抽出されたことから、超臨界直接抽出法による選択的なU抽出の可能性が示唆される。このほか大気圧条件下で実施したMOX燃料の溶解抽出試験の結果について報告する。
河田 東海夫; 福島 操; 野村 茂雄
ATALANTE2000, 0 Pages, 2000/00
実用化戦略調査研究Phase-Iにて候補として挙げられている先進再処理、燃料製造技術について各技術の課題と将来プラントにおける技術ポテンシャルをレビューした。さらにPhase-II以降の展開については技術の絞り込み評価により2015年実用化プラントの技術提供をめざす。
中山 真一; 秋元 利之; 飯田 芳久; 永野 哲志
Proceedings of International Conference on Scientific Research on the Back-end of the Fuel Cycle for the 21st Century (ATALANTE 2000) (Internet), 4 Pages, 2000/00
仏COGEMA社から返還されるビチューメン固化体は、我が国で地層処分されることが考えられており、安全評価のために固化体性能に関するデータが必要である。実験室規模の模擬COGEMAビチューメン固化体を作製し、深部地下を模擬した低酸素濃度環境下及び対照試験としての大気条件下で、25または45において、100日間以上の浸出試験を行った。大気条件下では、イオン交換水中に比べCa(CH)水溶液(アルカリ環境を模擬)中で浸出が抑制された。この原因は、大気中のCOガスがCaと結合して生成した難溶性固化体CaCOが固化体表面を被覆するためだと思われ、COガスを含まない低酸素条件下ではこのような抑制は認められなかった。浸漬液中におけるNp濃度は浸漬液の種類によって異なったものの、大気下・低酸素濃度下の違いは現れなかった。Npが固化体作製時の価数を維持しているためと思われる。